ユーカヌバの子犬ガイドへ
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子犬が素晴らしい生活を始めるのに必要なあらゆる
情報をご紹介します。

子犬のしつけ

子犬のしつけはオーナーが責任を持って行う必要があります。

アーノルドは大きな黒いラブラドール・レトリーバーで、自分ではいいヤツだと思っていました。そして、自分が好意的で親しみやすい犬だということを示すために、来客に飛びついてキスをしたり、ディナー・パーティーで自分の骨を分かち合おうとしたり、歯磨き粉を探している人がいるとスーツケースの中を引っかき回したりしました。アーノルドのオーナーは、この振る舞いがかわいいと思っていました。でも、来客たちにはとてもそうは思えません。お客さんたちに頼まれて、別室に閉じ込められることもよくありました(そうして追い出されても、アーノルドは一途に何かの役に立とうとしました。ゴミ箱のそばで古新聞を切り裂いて過ごしたこともあります)。もちろん、どれもアーノルドが悪いわけではありません。犬なりの方法で好意を示していただけです。子犬の頃にオーナーから人間相手のマナーを教わってさえいれば、アーノルドは(そして来客たちも)どれほど幸せなひとときを過ごせたことでしょう。アーノルドの教訓を活かし、成犬になったときに失礼な振る舞いでお客さんを困らせることがないよう、子犬のうちにきちんとしつけましょう。

はじめに

専門家によると、子犬のしつけの為のトレーニングは、穏やかな遊びとして行うのであれば、生後7週目から始められます。子犬を迎えてから数日かけてあなたとの暮らしに慣れさせ、それからしつけのトレーニングを始めましょう。子犬が集中できる時間はとても短いので、1回のトレーニングにかける時間は数分程度にしてください。そうした上で、短時間のトレーニングを1日に数回行います。子犬が生後4~6か月になったら、本格的な訓練を始めることができます。しつけのトレーニングを行う際には、次のことに注意してください。

  • 可能な限り、子犬が失敗しないような状況を作ります。たとえば、ボールを取ってきてもらう場合は、ボールを一つだけ投げます(おもちゃを一度にいくつも与えると、ゲームの自由度が多くなり過ぎてしまいます)。
  • ご褒美を与えると効果的です。思いどおりの動作をしたら、言葉やフードやおもちゃでご褒美をあげましょう。
  • 首尾一貫させます。ゼウスによその人に飛びついてあいさつしてほしくないなら、あなたが玄関から入ってきたときも飛びつかせてはいけません。また、一つの動作に対しては、毎回同じ簡単な語句を使ってください。

基本的な命令(コマンド)

犬が股の間に鼻をつっこんできてにおいを嗅ぐのをやめさせようとしたことがある人が口を揃えるように、あなたのワンちゃんもいくつかの基本的な命令に従うようにする必要があります。ここでは、あなたを恥ずかしい(あるいは危ない)状況から救うかもしれない命令のいくつかをご紹介します。

オフ/飛ぶな:子犬があなたに向かってきたら後ろへ下がり、「オフ」または「飛ぶな」と声をかけます。四本の足がすべて地面について止まったらご褒美をあげましょう。

ハウス:子犬におやつを見せ、「ハウス」と言いながらそのおやつをクレートに入れます。中に入ったら褒めてあげます。ただし、まだ戸は閉めません。これを何度も練習します。次に戸を閉めるようにして、柵越しにおやつを与えます。少しずつ、クレートの中にいる時間を長くします (注意:クンクン鳴いても出さないでください。出してしまうと、それがクンクン鳴いたことに対するご褒美になってしまいます)。戸を開けるときは、大げさに喜ばないでください。中に入ることより出ることのほうが良いことだと思われてしまいます。
吠えろ:子犬におやつを見せて「吠えろ」と声をかけます(どういう意味かをわからせるために、あなたが実際に吠えて見せる必要があるかもしれません。ただ、あなたが犬になってしまったとご近所に思われてもなんですから、この練習は家の中で行いましょう)。子犬が吠えたら褒めてあげます。

静かに:ゼウスが「吠えろ」をマスターしたら、連続的に繰り返し吠えさせます。そしてだしぬけに、あなたの指をあなたの唇にあてながら「静かに」と声をかけます。犬はきょとんとしてすぐさま吠えるのをやめるでしょう。大げさに褒めてあげましょう。

ちょうだい:不必要な攻撃や防衛行動を取らないようにするため、子犬におもちゃやフードを差し出すことを教えます。まず、おもちゃとフードの交換を持ちかけます。交換するときに「ちょうだい」と声をかけます。

「取れ」と「待て」:犬にリードをつけて散歩に出かけます。おやつを子犬の前にほうって「取れ」と声をかけます。子犬がこの命令をマスターしたら、「待て」の練習に移ります。まず、おやつを落とします。食べようとしたら、「待て」と言いながら子犬の鼻のあたりを軽くポンと叩きます。このようにして、「取れ」と「待て」を使ったゲームをしましょう。

おすわり:ゼウスの目の前におやつを持ち、それをゆっくりと頭より上まで持ち上げます。ゼウスはあなたの手を追いかけて頭を上げ、その結果、お尻が下がります。もう一方の手でゼウスの腰のあたりを地面にそっと押し下げながら「おすわり」と声をかけます。

ふせ:子犬におやつを見せ、「ふせ」と言いながらそのおやつを床までおろします。必要ならばそっと子犬の肩のあたりを押さえて手伝ってあげます。ほんの少しでも「ふせ」ができたら、ご褒美をあげます。

待て:子犬をすわらせます。「待て」と言いながら2~3歩下がります。そして、ただすわったままでいることを褒めてあげます。そしてすぐにご褒美をあげます。子犬が待っているあいだずっと褒め続けてください。立ち上がったら褒めるのをやめて、「待て」という言葉と正しい動作を犬が関連付けるようにします。

来い:おやつを1日中持ち歩き、ときどき「ミスター・ビーン、来い」というふうに、名前に続けて命令を出します。子犬があなたのもとへ走ってきたら、ご褒美をあげてください。

子犬のしつけは、あなたにとっても子犬にとっても見返りがきわめて大きい一大プロジェクトです。家の中で行儀が良くなるだけでなく、散歩中に上司とばったり出くわしたときにも、たとえその上司が犬を恐がる人であっても、子犬をしっかりコントロールできるようになります。

子犬のしつけ(トレーニング)と行動