子犬のトイレのしつけ
4月に、シャンパン色のカーペットを購入して床一面に敷きつめました。そして5月に、「ストロベリー」という名前の生後6週間のコッカー・スパニエルを家 に迎えました。ユーカヌバの簡単なトイレのしつけの為のトレーニング・プログラムに従えば、6月になっても、無事結婚生活を続けられていることでしょう。忍耐強くしつけ れば、みんな揃って祝杯を挙げられる日もそう遠くありません。シャンパンとストロベリーの取り合わせは、本当によく合うんです。お約束します。
トイレトレーニングの基本犬は人間と同じように、首尾一貫した明確な指示を受けて良い行動を褒めてもらえば、最善の結果を出すことができます。まず、トイレのしつけの基本について説明しましょう。
しつけの際、子犬が従うべき一貫性のある明確なルールを定めるのはあなたの仕事です。最初にトイレの場所を決めてください。ただし、子犬には、松ぼっくりの上に排泄することと、ペチュニアの上に排泄することの違いがおそらくわからないでしょう。でも一旦トイレの場所が決まれば、子犬はそのにおいを頼りに、次回からはそこで排泄するようになります。
次に、おしっこやうんちをしそうなときにかける言葉(「ストロベリー、トイレ」など)を決め、毎回その言葉をかけてあげます。このようにすると、子犬はあなたがしてほしいことを理解するようになります (理想的なのは、命令するとすぐに排泄することです。ドッグ・トレーナーは、この技を「vocal command elimination(口頭命令排泄)」と呼んでいます。確かにこれは理想的ですが、まだまだ時期尚早です)。
うまく排泄できたら、手を叩いて歓声を上げ、時にはおやつを与えて、良いことをしたと子犬に教えます。そのうち、子犬は自分の行動と褒められることを関連付けるようになり、もっと褒めてもらおうとその行動を繰り返すようになります。
タイミングよくこまめに排泄
生後6~8週間の子犬の膀胱は、1~3時間おきに空にする必要があります。この間隔は、成長すると少し長くなります。子犬の行動の区切りごとに、トイレタイムを設けるとよいでしょう。たとえば、次のようなタイミングがあります。
朝目覚めたとき
昼寝の後
食後
遊びやトレーニングの後
留守番させた後
寝る前
子犬の行動にスケジュールを設定幸運にも、子犬は物事をすぐに習慣化します。決まった時間に食事を与えてこまめに排泄させれば、自然のバイオリズムをさらに予測しやすくなります。ほとんどの子犬は、食後約1時間たつと、においを嗅ぎだすなどの行動を起こします。これまでの経験から、これが排泄の兆候だということがわかれば、室内でのトイレの失敗を大幅に減らすことができます。さらに予測の精度を高めるには、次のようなスケジュールを設定してみましょう。
あなたが家にいるときの食事時間は、子犬をハウスの外に出す。
食事の時間を30~40分に制限して、排泄時間の前までに、フードや水がなくなるようにする。
寝床に入る前に最後の食事を終える。
クレート・トレーニング
やがて、子犬だけを残して出かけなければならない時期が来ます。大切な蔵書のコレクションが完成間近なのに・・・。コレクションを駄目にする危険を犯すのを避けたいなら、クレート・トレーニングをしましょう。あなたが外出するとき(または子犬のそばを離れている間)、ペットにクレートに入ってもらうのです。多くの子犬は、クレートに入ることに安心感を覚え、そこが居心地のよい安息の場所であると考えるようになります (この件について子犬に聞き取り調査をしたわけではありませんが、子犬の様子を見ればわかります)。この方法では、排泄のルールを守りつつ、子犬を安全に一ヶ所に留めておくことができます。次に、その方法を説明します。
食事のときからトレーニングを始めます。クレートの中にフードの粒を投げ入れるゲームをしてください。これにより、犬はクレートで楽しい経験をすることができます。
おもちゃを入れたり、ビスケットを隠したりして、そこが楽しい場所だと思わせます。
クレートに入ることに慣れたら、犬をその中に入れたままロックし、近くで本を読んだり、音楽を聞いたり、心なごむ声で話しかけたりします。犬が罰を受けていると感じないようにしましょう。
クレート内で過ごす時間を少しずつ増やしていきます。ただし、排泄が我慢できなくなるほど長時間入れておくことは絶対に避けます。
子犬を長時間クレートに入れておく必要がある場合は、クレートをサークル内に置くなどして、排泄できる十分なスペースを確保してください (ほとんどの子犬には、1.4~2.8平方メートルの大きさのサークルで十分です)。
緊張からおもらしする子犬犬の世界には、力の上下関係があります。人間は四つ足ではありませんが、犬から見ればあなたの方が上です(もちろん、子犬がよく訓練されている場合の話です)。子犬は服従的になり、あなたが決めたルールに従います。ところが子犬の中には、飼い主を見たときにおもらしすることで服従心を表す犬もいます。そんなときでも、犬を叱らないでください。問題は悪化するばかりです。これを解決するには、2つの方法があります。
人に会うときはおすわりするように教え、できたときにはおやつを与えて褒めます。
おもらししなくなるまで、廊下に新聞紙を敷いておきます。ほとんどの子犬が、やがて問題を乗り越えます。
失敗するのは当たり前家の中で4週間続けて失敗をしなくなって初めて、子犬のトイレのしつけは完了したといえます。もちろん、いつか失敗することもあるでしょう。決まった場所で排泄することを覚えるのは、ペットにとってまったく新しい経験です。完璧にできるようになるには時間と忍耐が必要です。トイレトレーニングが完了するまでは、次の方法に従って失敗を最小限に抑えましょう。
常に目の届く範囲に子犬がいるようにする。
ゲートでペットの動きを制限する。
周りに人がいないときは子犬をサークルに入れる。
カーペットをきれいに掃除
子犬がカーペットの上で排泄した場合は、そのにおいを完全に取り除きます。もしにおいが残っていると、ペットは繰り返し同じ場所で排泄してマーキングを行います。次のことに注意してください。
犬専用のにおい消しを使用する。
汚れた場所ににおい消しをたっぷりかける。
特定の部屋で失敗を繰り返すときは、その部屋に子犬を入れない。
トイレトレーニング中のしつけ
子犬がトイレを失敗する前に、しつけの方針を決めておきます。これは子犬にとって難しいトレーニングなので、トレーニングはやさしい声で行うようにしてください。意地悪な声を出すと子犬は怯えてしまい、あなたの前はおろか、外でも排泄をしなくなってしまいます。叱る代わりに次の方法を試してください。
粗相をしているところを見つけたら、足を踏み鳴らしたり、大きな声で「ダメ」と言ったりして、排泄を邪魔します。その後すぐにトイレに連れて行き、間違った行動を直してあげます。トイレでできるようになったら、大げさに褒めてあげましょう。
叱るのは1回だけに留めておきます。練習する機会は他にもたくさんあります。
排泄物に子犬の鼻をこすりつければいいという話をよく聞きますが、これは絶対にしないでください。子犬を怖がらせるだけです。それにこれは冷酷な行為です。
継続は力なり子犬のトイレトレーニングでは、飼い主の忍耐力が試されます。一貫したルールでトレーニングを行い、褒めてあげれば、ほとんどの子犬はすぐにトイレの場所を覚えます。トイレのしつけは、読み書きのように心と体の準備が整わないと身に付かないスキルであることを忘れてはいけません。たとえトレーニングがすべて失敗に終わったとしても、子犬の可愛さがすべて帳消しにしてくれます。あなたの怒りもそう長く続かないことでしょう。