犬の補助食
人間はビタミンに目がありません。世界中どの文化圏へ行っても、食事をより完璧なものにするといううたい文句で開発された、名前にローマ字が付いている製品が戸棚の中にずらりと並んでいる、という光景が珍しくありません。そして、犬にも同じように補助食を与える人が大勢います。被毛がより一層輝くようにと、カルシウムを補給させようとスプーン一杯のヨーグルトを与えたり、牛肉の肉汁をフードボウルに混ぜているかもしれません。でも、これがワンちゃんの健康を害していることをご存知ですか?このような補助食は、往々にしてドッグフードの栄養バランスを乱してしまうことが、科学者によって証明されています。現実に、重要な栄養の吸収を妨げて胃の調子を崩したり、骨格の問題を引き起こしたりすることがあります。そのコテージ・チーズを犬に与える前に、次の説明を読んでみてください。
補助食を与えたくなる気持ちの裏側
私たち人間がビタミンを摂取するのは、現代の食生活には健康維持に必要なものが不足していることが多いからです。でも犬の場合は、ユーカヌバのような良質なフードを食べているので、完全にバランスの取れた食事になっています。私たちの栄養の専門家も、そのことを十分考えています。それでもあなたは、嗜好性を高めるため、あるいは食事に変化をつけるため、とおっしゃるかもしれません (もしかして、犬のための料理を作るのを楽しんでいるとか)。ですが実際には、犬にその違いはわかりません。一般的に、犬は自分が満足できるのであれば、与えられたものを食べます (あなたが人間の食べ物で犬を「毒してきた」のであれば、それをやめる必要があります。「犬とドッグフードについて」を参照)。重要なのは、必要な栄養と味の両面で犬を満足させるブランドを選ぶことです。私たちがお届けする各種フードはこのニーズを満たしているはずです。食事の時間を待ちこがれているご近所の犬に聞いてみてください。
良質のミネラルが悪質に
最近、人間の体内での薬の相互作用に関する問題がメディアを賑わしています。犬に関しては、ある種の食べ物を与えすぎると逆効果になりうる、ということを知っておく必要があります。たとえば、肉にはカルシウムの20~40倍ものリンが含まれていますが、犬の健康を維持するための比率とはまったく異なります。したがって、犬はこの比率を正そうとして、骨からカルシウムを取り出してしまいます。この現象は高齢の犬でよく見られます。高齢の犬で歯が抜けるのは、下あごの骨からの再吸収が原因です。
犬も私たちと同じように、健康に暮らすにはバランスの取れた食事が必要なのです。あなたは、ドッグフードの袋を開けてボウルに満たすこと以外に何もする必要はありません。料理の腕をふるいたくなったら、義理の母親に作ってあげましょう。犬よりずっと喜んでもらえますよ。